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日常の風景・1

とある日曜日。遊園地入り口にて。
天気予報のとおり、快晴で春の気候としては少し暑いぐらいであった。

「ついに来れたね、兄ちゃん隊長」
「ああ、そうだな。ってなんで亜美もいるんだ!!」
「真美の後ろこっそり駆け足でついてきちゃった」

今日は真美とデートの約束の日だ。なぜか亜美も来ている。
どうしてこんなことになってしまったのか俺にもよく分からない。


~回想~



「ずっとぴよちゃんの胸ばっかり見てたっしょー」

「ば、ばか!ちがうよ」

俺は否定するが、すでに音無さんにも疑いと軽蔑の目で見られていた。
非常にまずい状況。亜美真美と音無さんしか事務所にいないのは不幸中の幸いだが、このままでは765プロに俺の居場所はない。
冷静になれ、俺。

音無さんの方向を見ていたのは確かだ。
しかし、音無さんの膝枕でうとうとしている亜美を見ていたといってしまっては今よりもまずい状況になるのは必至。変態はおろかロリコン認定も受けてしまいセットでお得。ってこんなときに何考えてるんだ俺は!

そうこう考えているうちにも音無さんが厳しい剣幕となっていく。

もはや真美を買収する以外に手はなかった。
ゆっくりと真美の方に近づき、小声で話しかける。

『真美、本当に見てなかったんだよ・・。なんでもするから助けてくれ・・』
『うーん、、すんごくあやしぃけど、来週遊園地に連れて行ってくれるんだったらなんとかするよ。もちろんそのときは正直に話してもらうかんね』
『頼む!』

真美は音無さんを見上げて、ひらめいたかのように話し始めた。

「確かにぴよちゃんの方向見てたけど、もしかしたらそっちのまねきねこ見てたのかも。最近そのまねきねこにゾッコンだったよね。毎朝社長より早く事務所に来て磨いてるの真美知ってるよ?ときどきまねきねことお話してたし。」
「え、あ、あー!そうなんだよ。すみません、紛らわしいことしてしまって・・・」
「うえ゛!そ、そうだったんですね。でも、あんまり変な趣味はやめたほうがいいですよ・・」

俺から一歩引く音無さん。
助かったけど、変な方向に勘違いされていそうで怖い状況であった・・
もちろんその後3日間は音無さんが何も喋ってこなくなったのはいうまでもあるまい。


~回想終わり

そして現在の遊園地という状況に至るわけだ。

つづく。
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